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朝食を摂ることの意味

2015-03-19 11:01:45

ここで一度、朝食を食べることのメリット・デメリットについて確認しておきましょう。

私たちは小さい頃から、朝昼晩の三回に食事を摂ることを習慣付けられてきました。このことについては若干の差異はあるものの、世界的にも、概ね共通しているといっていいでしょう。

私たちが食事を摂るのは“生きるため”です。生きるために、身体は本能的に食事を求め、私たちはそれに応じる形で食事をし、いつしか習慣にしてきました。つまり、今在る人間の食習慣は、こうした“動物的本能”に従ってきた名残ともいえるものなのです。

しかし、私たちは人間であり、動物ではありません。食事が動物的本能に端を発するものだとしても、私たちはそれを理解し、コントロールすることができます。私たちがより人間らしく食事をするためには、ただなんとなく食べるのではなく、食事をする意味を理解することが大切です。

それでは、人間が食事を取らなければならないのは何故なんでしょうか。社会的な役割は別として、原則的に人間は“栄養素を補給する”ために食事を摂ります。そして、栄養素を補給することによって、健康を維持・増進していくのです。

この二つの観点に基づいたとき、現在、私たちが送っている食生活の見え方は変わってきます。私たちは栄養素を補給しなければいけませんが、健康の維持・増進を妨げてはいけない。逆に、健康の維持・増進を目的にしても、栄養素の補給を怠ってはいけないのです。

そうしたとき、私たちの朝食は果たして、正しい習慣となっているでしょうか。

例えば、朝ごはんは“必ずしっかり食べなければならない”と言われていますが、果たしてそれは正しいでしょうか。

原則的に考えれば、一日の栄養バランスが摂れていて健康的であるならば、どのような形でもいいはずです。例えば、朝は軽めに済ませ、昼と夜で栄養バランスを取るという形でも、健康的には支障はないかもしれません。

何にせよ、私たちが信じてきた食生活に“絶対”はないということです。形骸化した食生活を続けるより、原則に基づいて食生活をみなしたほうが、一層よい食事を摂ることができると思いますよ。

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